金剛力士像


最もよく知られているのは東大寺の南大門の両脇におられる別名“仁王さん”である。
この“仁王さん”は東大寺の鎌倉再建の最後の事業として建仁三年(1203年)に造立された。
すさまじい形相で見下ろし、筋肉の誇張と浮き出た血管、きっと目は血走っているのだろう。

 左が口を大きく開け顔を大きく見せ怒りを表現した“阿形”(運慶・快慶作)、右が食いしば
って戒めを表現した“吽形”(湛慶・定慶作)で、五十音の初めから終わりまで“全て”
を意味
している。運慶が総監督だったのではといわれている。つまり お寺の門をくぐる時には体と心
の全てが一つにして入りなさいということだそうだ。

ところで神社の狛犬の口の開けたのと閉めたのと左右は逆だったのでは?

 写真の作品は平成14年に作製(本体33Cm、全長40Cmの楠)し、平成19年の年賀状にしたも
のである。
          
                    参考文献

1)
佐藤昭夫監修:飛鳥・白鳳・天平仏に親しむ 奈良大和路の仏像.東京、日本写真印刷株式
 会社、
p6,1993.
2)
赤根祥道ら:仏像なぜなぜ事典、東京、三協美術印刷株式会社、p151-156,1996.




  制作 平成14年4月 吉日

→戻る